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【解説】10代の投票率“回復”の理由は

2021年11月2日 22:17
【解説】10代の投票率“回復”の理由は

10月31日に行われた衆議院選挙で、18歳有権者の投票率は51.14%、19歳有権者の投票率は35.04%だった。総務省選挙部が188投票区を抽出調査した速報値。

公職選挙法改正により、2016年の参議院選挙から18歳以上も初めて投票が可能になり、18歳が51.17%、19歳が39.66%と、20歳代前半(20─24歳は33.21%)に比べても高い投票率となった。

しかし10代有権者にとり3回目の投票機会となった2019年の参議院選挙では、18歳が35.62%、19歳が28.83%と落ち込んだ。

4回目の投票機会となった今回の衆議院選挙は、SNSを通じ若者に投票を呼び掛ける運動が自然発生的に起こり、初めて投票が可能になった2016年の参議院選挙並みの高い投票率となった。

20代の投票率も高くなっているか、今後の公表が待たれる。