米エネルギー転換、中国依存は回避すべき=米国務次官補

米エネルギー転換、中国依存は回避すべき=米国務次官補
 10月24日、米国務省のジェフリー・パイアット次官補(エネルギー資源担当)は24日、水素や風力発電など、エネルギー転換の供給網に関わる米国の新興産業は、中国に独占されないよう迅速な行動を取る必要があると訴えた。写真は風力タービン。ニューヨーク州で2006年8月撮影(2023年 ロイター/Mark Dye)
[ワシントン 24日 ロイター] - 米国務省のジェフリー・パイアット次官補(エネルギー資源担当)は24日、水素や風力発電など、エネルギー転換の供給網に関わる米国の新興産業は、中国に独占されないよう迅速な行動を取る必要があると訴えた。
ワシントンで開催された会合で、風力発電や小型原子力発電、水素エネルギー関連の産業で、中国が優位に立つことは回避すべきだと指摘。中国が太陽光発電用のウエハーやセル市場を「実質的に独占」しているため、米国内で製品の生産が妨げられていると批判した。
パイアット氏は、欧州のエネルギー転換が単にロシアから中国への依存のシフトにとどまらないよう、欧州連合(EU)や日本、オーストラリアの産業界と連携していると強調した。

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トムソン・ロイター

Valerie Volcovici covers U.S. climate and energy policy from Washington, DC. She is focused on climate and environmental regulations at federal agencies and in Congress and how the energy transition is transforming the United States. Other areas of coverage include her award-winning reporting plastic pollution and the ins and outs of global climate diplomacy and United Nations climate negotiations.