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DV加害者の心理とDV被害者の心理・なぜDVは起こってしまうの?

    配偶者やパートナーなど、親密な関係にある者からのDV(ドメスティック・バイオレンス)は、実は多くの家庭で起こっています。では、DVの加害者は、どのような心理で近しい人を傷つけてしまうでしょうか?また、DVの被害を受けている人は、なぜ逃げられないのでしょうか……?

    DVは男性が加害者、女性が被害者というイメージがあるかもしれませんが、その逆で女性が加害者のケースも多々あります。そして、身体的DVのほか、精神的、性的、経済的など、その種類もさまざまです。

    DVが起こる背景には、幼少期や家庭環境が影響していると言われています。そこで今回は、DV加害者とDV被害者の心理状態を知り、「なぜDVは起こってしまうのか?」について見ていきたいと思います。

    DV加害者の心理…なぜDVをしてしまうの?

    「なぜDVをしてしまうのか?」DV加害者がその行為に至る背景には、何かしらの理由や、DV加害者なりの言い分があるかもしれません。ここでは、DV加害者の心理について解説します。

    DV加害者の心理1.パートナーを独占したい

    DV加害者になる人の特徴として、独占欲や支配欲の強さがあります。愛する人を自分の所有物のように考えてしまうので、いつしかパートナーを自分のコントロール下に置くようになります。

    それは愛情のようにも感じ取れるため、最初のうちは束縛や監視のような対応に幸せを感じるかもしれません。しかし、それは間違いです。DV加害者の心理では、純粋な愛よりもパートナーの体と心を独占し、支配したいという気持ちがほとんどです。

    そのため、少しでも抵抗すると「自分の思うようにならない」と、パートナーに対して怒りの感情が高まり、やがてDVへとエスカレートしていくでしょう。

    DV加害者の心理2.パートナーに認められたい

    幼少期から褒められた経験が少ない人、子どもに無関心な親に育てられた人が、DV加害者になりやすい傾向があります。その反動から承認欲求が強くなり、自分の存在を認めて欲しいと思うようになるのです。

    もちろん、このような欲求は誰しもが持っているものですが、DV加害者の承認欲求は一定のラインでとどまりません。特にDV加害者が女性の場合、このような心理が大きいと言われています。

    「自分のことだけを見て欲しい」と願うのは、当然の心理です。しかし、次第に「自分のことを認めない相手が悪い」という考えにたどり着き、DV加害者へとなっていくのでしょう。DV加害者でありながら、自分がまるで被害者のような発言をするケースもあります。

    DV加害者の心理3.パートナーを愛している

    DV加害者の中には、「人を愛することが分からない」と話す人がいます。1人でも恋はできますが、愛は2人で育てていくもの。DV加害者は、その過程で苦しむことが多いのです。

    DV加害者には、パートナーのすべてを知り、すべてを与えてもらうことが愛だと考える傾向があります。その考えが徹底しているだけでなく極端なため、愛がやがて窮屈なものになっていきます。

    自分本位の愛し方では、パートナーの負担になるのも時間の問題でしょう。しかし、DV加害者は、「こんに愛しているのに、なぜ応えてくれないの?」という気持ちでいっぱいになります。その愛が憎しみに変わり、暴力へとエスカレートするケースは多いでしょう。

    DV加害者が生まれる原因

    では、なぜDV加害者という存在が生まれてしまうのでしょうか?そこには、何かしらの原因があるはずです。ここでは、DVが始まった原因や背景を見ていくことにしましょう。

    DV加害者になる原因1.幼少期に虐待を受けたことがある

    子どもの頃に虐待を受けていると、心や体に多くの影響が及ぼされます。その中のひとつが、暴力に対して誤った考え方を持つことです。

    幼い頃は誰もが弱く、大人には勝てません。そのため、「強い者が暴力を振るうのは当然のこと」「弱い自分が悪い」という考え方が自然と植え付けられていきます。そして、大人になると当たり前のように暴力的になってしまうのです。

    DV加害者になる原因2.幼少期にDV被害を見たことがある

    DV加害者の中には、「物心がついたころから、家の中でDVの様子を目にしていた」と答える人が多い傾向があります。それがトラウマとなって心に傷を負い、体に不調をもたらすケースも……。

    また、両親のどちらかが相手に暴力を振るっていた場合、DV被害者に対して否定的な目をもつこともあります。本来は間違ったことをしているにもかかわらず、「殴られている方が悪い」「叩かれている姿は情けない」と認識する場合もあるようです。

    そのほか、両親がお互いに暴言や暴力を当たり前に振るっている家庭もあります。例え暴力を振るわれているところを見ていても、「殴られている方も暴言を吐いているから悪い」と、暴力を肯定してしまう考えになることもあるのです。

    このような影響から、自分も親を尊敬できず、成長するにつれてDV加害者となるケースもあります。悲しいことですが、こうして家庭の中に暴力がある暮らしは、当たり前のように繰り返されていくのです。

    DV加害者になる原因3.甘やかされて育った

    子どもの頃に甘やかされて育った人は、自分の気持ちを抑えることが苦手な大人になっています。幼い間は、常に自分のワガママが通っていたかもしれません。しかし、思春期を迎える頃になると、状況は変わるものです。

    自分の思い通りにいかない気持ちは、これまで親にぶつけていたでしょう。それが成長するにつれ、同じような感覚で激しい怒りや悲しみをパートナーに向けていくようになるのです。

    DV被害者の心理

    次は、DV被害者の方に目を向けていきましょう。身体や精神に強いダメージを受けながら、DV加害者から逃げられないのはなぜでしょうか?ここでは、そこにある心理や理由などを見ていくことにします。

    DV被害者の心理1.自分に非があると思っている

    DV被害者の中に最も強くあるのは「自分が悪い」という心理です。たとえ激しい暴力を振るわれていたとしても、「自分に原因があるから仕方ない……」という気持ちで、そのまま抵抗をすることなく諦めてしまいます。

    DV加害者の多くは、言葉でもパートナーを攻め続けます。そのことで余計に、「こんなにも相手が怒るということは、自分が悪いのか……」と思うようになってしまうのでしょう。

    その考えから、「自分の努力が足りなかった」「次は怒られないようにする」という誤った解釈をするのもDV被害者の特徴です。だからこそ、自分が被害者という立場も分からないまま、DV加害者との関係を続けることが多いと言えます

    DV被害者の心理2.DV加害者は優しい時もある

    DV被害者は、DV加害者の優しいところも見てしまうと、思い切って離れることができなくなります。

    DVをする人には、「暴力を振るったあとは必ず優しくなる」という傾向があります。それは、怒りの感情が落ち着いたことで満足し、DV被害者側が非を認めたと納得するからです。

    さらに、自分にとってパートナーが目の前から消えてしまう恐怖に襲われることも関係しているでしょう。そのため過剰なスキンシップを求めるほか、急に甘えるような態度を見せることもあります。

    また、DV加害者が平常心を保っているだけの状態でも、DV被害者側が「本当は優しい人」と錯覚してしまう場合もあります。暴力を振るわない日があるだけで、「自分の考えすぎだったかも……」と考えてしまうのは、明らかにおかしいですよね?こんな風に麻痺した感覚をもってしまうDV被害者は少なくないようです。

    DV被害者の心理3.DV加害者を愛している

    DV被害者の多くは、基本的に相手のことを愛しています。ある意味、その愛は相手に依存するような形です。だからこそ、パートナーの暴力も愛のひとつだと考えるようになります。

    暴力を振るわれても、それが愛情だと信じているため、最初のうちは抵抗する気持ちがありません。徐々にDVの攻撃が増すにつれ、身体的にも精神的にも傷ついていきますが、それからでは手遅れです。

    逃げたいと思う気持ちで抵抗すると、暴力が激しくなる。しかし、その後は優しくなるため、自分も再び相手を信じて愛するようになる。この繰り返しが続き、逃げられないDV被害者は多くいます。

    DV被害者の心理4.DV加害者に恐怖を感じている

    DV加害者が怖くて、なかなか逃げられないという現実もあります。一度逃げられたとしても、DV加害者は追い続けるケースが多いでしょう。何処にいても探し出し、自分の元へ連れ戻すのです。その恐怖を考えた結果、現状を我慢する方を選んでしまいます。

    特に夫婦の場合、パートナーに対してのモラハラ(モラルハラスメント)からスタートすることもあります。相手を見下したような暴言を聞いても、最初のうちは夫婦喧嘩の延長のように感じてしまうかもしれません。

    しかしそれが徐々に加速すると、DVへと発展するのです。そうなると、自分の家にいるのに恐怖を感じながら暮らすことになります。非現実的なようですが、このようなケースに苦しんでいる人がいるのも悲しい現実です。

    DV被害者の心理5.社会的な不安がある

    DV被害者にとって、相手が経済的な支援をしている場合がこのケースです。たとえ自分が激しく傷つけられていたとしても、そこから逃げ出して自立する自信がないため、現状のまま踏みとどまってしまいます。

    特に子どもがいる場合は、この傾向が強いでしょう。そのため、「子どものために我慢すれば……」とDV被害者であることを受け入れないケースもあります。DV加害者側もそれが分かっているので、DVがより激しくなることもあるでしょう。

    相手が「社会的地位の高いといわれる職業」に就いている場合は、さらに厄介かもしれません。DV被害者にとって、自分を取り巻く環境や人間環境を捨てることは、暴力とは違う怖さも潜んでいます。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?DV加害者には、育った家庭環境、幼少期の経験なども影響していましたね。DV加害者の行為は許されるものではありませんが、加害者が元々は被害者だったケースもあり、苦しみながら生きていることも事実です。

    そして何よりも、被害者にとってまず大事なのは、自分が被害者だという自覚をもつことかもしれませんね。

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