保険証廃止「来秋目指す」強調 河野氏、マイナ体験会視察
河野太郎デジタル相は29日、現行の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードに一本化する方針について「(マイナンバー情報の総点検などの作業が)順調にいっているので、来年の秋を目指してしっかり頑張っていきたい」と述べた。
神奈川県二宮町で開かれたマイナ保険証の利用体験会を視察後、記者団に語った。保険証廃止時期は、総点検結果を踏まえて政府が判断する。
厚生労働省がまとめた9月のマイナ保険証の利用率は4.5%と低いが、河野氏は「便利ということが伝われば増えていくと思うので、今のところあまり心配はしていない」と話した。
体験会は小学校の校庭で行われ、60人以上が参加。河野氏自ら、本人確認の方法などを参加者に教える場面もあり、同氏は「簡単に使える。ぜひ病院や薬局に出掛ける際はマイナカードを使ってほしい」と呼び掛けた。