・・・随時更新していきます・・・

香りから発信するアートとの対話の展覧会です

 「いい匂い」の解釈は人それぞれ。

だからきっと、共通語がない分

「香りはわからない」と言われるのだろう。

でも、見えているものすべてが理解できているのかといえば

決してそんなこともないと思う。

このDialogue（対話）のツールは香りとアート。

まず表現として創香した香りを8人の作家へ発信。

作家はその返事として作品をつくり

自由な解釈で集まった返事を調香家が受ける。

さいごにそのうち一つの作品に対してだけに香りで返事をする。

その返事は誰にあてたものなのか？ は

ふらりと訪れたあなたが予測してください。

言葉ではないものでコミュニケーションをとれるのか、

という実験を兼ねた展覧会です。

嗅覚はまだ未知の部分が多く、
「いい匂い」「●●の匂い」と感じる枠から出られていないように思います。
感じたことは本来自由な解釈でよいものですが、
なぜか「型」にハマらなければならない
と思っている人が多いように感じます。

嗅覚は五感の中でもとくに個によって違いが生じます。
他人と共有することが難しい分、
存分に自分の感覚に浸れるところもあるように思います。

最後の返事は誰宛か？に、一応正解はありますが、
それは一般的な正解ではなく　私個人の胸の内を当てたかどうかというだけ。
発したことについて一喜一憂することから放たれて、
純粋な当てっこゲームみたいなものを思って
ぜひご参加いただけると嬉しいです。

ご来場の際は柔軟剤や香水、ヘアフレグランスなど
香りの持ち込みには十分ご配慮お願いします

会場に香りが残ると鑑賞に支障が生じます。ご理解いただけますようご協力お願いいたします