ケア労働者の大幅賃上げ #すべてのケア労働者に大幅賃上げを

ケア労働者の大幅賃上げ #すべてのケア労働者に大幅賃上げを

開始日
2022年3月9日
署名の宛先
衆議院議長
現在の賛同数:16,653次の目標:25,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 北海道 勤医労

 新型コロナウイルスが流行しようとも、癌で亡くなる方がいることには変わりありません。でも、患者さんたちは今、残された時間を、面会制限などの制約が多い院内で過ごされています。それに加えて、患者さんや自分たちを感染から守るために、防護具をつけて看護を行なったり、除菌作業を患者毎に行う必要が出てきたことで一つ一つの業務にこれまで以上の時間を割く必要が出ています。業務が増えても、人は増えないので先輩も、後輩に指導する余裕もないので、後輩にやりがいを持たせるような指導ができていないと感じています。やりがいをもって働けていない、働き続けたいという気持ちをもって仕事にあたれていないという若手看護師が増えているように思います。

流行の長期化で身体的疲労が蓄積している中、大雪で毎日の通勤にも時間がかかります。毎日、新規感染者数を見て、終わりの見えない不安で、精神的にも疲労しています。コロナ禍で交流が減っていることもストレスの要因になっているとも思います。

常に人手不足が叫ばれる医療業界において、この事態は早急な対応が必要です。残業が多かったり、夜勤をたくさんしないと現場が回らない状況です。でも、女性が多い職場なので、子育てをしていると両立が難しくなります。夜勤や残業をしなければ、手取り20万円もいかず、「こんなに大変な仕事をしているのに給料が低すぎる」と感じてしまいます。そして離職につながります。

私たち医療者が安心して働き続けることができるためには、しっかりとした補償があってこそと考えます。今働いている医療者だけでなく、医療従事者を志している若者のためにも、安心してこの業界に従事してもらう労働環境を用意することが必要だと、コロナによってより明確になりました。このコロナ禍を乗り切り、これからも医療に携わっていくためにも私たちは賃上げを求めます。賃金が上がって、人が辞めない職場になれば、患者さんに自分のしたい看護ができたり、丁寧な声掛け援助ができて、やりがいにつながって、職場の雰囲気が良くなると思います。

わたしたちは、医療・介護・福祉・保育で働くすべての労働者の「月4万円以上、時間給250円以上の賃上げを」求めています。

政府は、看護師、保健師、介護士、障害福祉、保育士など、公定価格で規定されるケア労働者の賃金引き上げを行うことを明らかにしました。ケア労働者の賃金引き上げを積極的に行い、春闘で労働者全体の賃金引き上げを促そうとすることは、労働者・労働組合の要求に基づくものであり歓迎します。しかし、示されたその額や範囲は、保育士等・幼稚園教諭、介護・障害福祉職員を対象に「収入を3%程度(月額9000円)の引き上げ」、看護師は「収入を1%程度(月額4000円)の引き上げを期間限定でコロナ対応者限定」とするなど低額で限定的であり不十分です。

ケア労働者は、コロナ禍で自らの健康と生活をなげうって、国民の命と暮らしを守るために激務のなかで必死に奮闘してきました。「使命感・責任感」では支えきれなくなり、退職者が続出し、深刻な事態になりかねないのが現場の実情です。すでに職場からは「毎年の定期昇給にも満たない」「職種限定では職場に分断を持ち込むものでチームワークが保てない」との声が上がっています。国民の命と暮らしを守るためには、ケア労働者が働き続ける賃金、命をあずかる社会的な責任と労働の内容にみあう賃金水準への抜本的な引き上げが必要です。

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現在の賛同数:16,653次の目標:25,000
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意思決定者(宛先)