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【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の11月渡し価格は一時、1バレル=84ドル台前半まで下落した。供給不足への警戒感が和らぎ、9月上旬以来、約1か月ぶりの安値となった。
米国のガソリン在庫が市場予想よりも大幅に増加し、需給が引き締まるとの懸念が薄らいだ。ロシアがディーゼル油の輸出規制を緩和する可能性があると報じられたことも売りにつながった。WTIの終値は前日比5・01ドル安の1バレル=84・22ドルだった。
WTIは7月以降、上昇基調にあり、主要産油国の減産方針などを受けて9月下旬には1バレル=95ドル台まで上昇していた。