「今決断せねば」 COP28事務局長が語る気候変動対策の"北極星"

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COP28の事務所に掲げられているロゴマーク=アブダビで2023年9月8日、井口彩撮影
COP28の事務所に掲げられているロゴマーク=アブダビで2023年9月8日、井口彩撮影

 中東のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで11月30日に開幕する国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)のスワイディー事務局長兼特別大使が毎日新聞などのインタビューに応じた。COP28では、産業革命前からの世界の気温上昇を1・5度に抑えることを目標にした国際枠組み「パリ協定」の進捗(しんちょく)状況を確認する「グローバルストックテーク」が初めて実施される。スワイディー氏は「1・5度目標は私たちにとっての北極星だ。パリ協定を軌道に乗せなければならない」と強調した。

 エジプトで昨年開かれたCOP27では、1・5度実現のために2030年までに世界の温室効果ガス排出量を19年比43%削減することが必要との認識で一致している。ただ、国連が9月に公表した報告書では、各国の現行目標では1・5度実現の排出削減ペースからほど遠いと指摘されている。

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