中国企業建設の水力発電所、コンゴ民主共和国で落成

中国企業建設の水力発電所、コンゴ民主共和国で落成

新華社 | 2023-10-09 22:20:24

   6日、ブサンガ水力発電所を訪れ、発電ユニットの運転ボタンを押すチセケディ大統領(中央)。これにより、発電所は正式に発電を開始した。(キンシャサ=新華社記者/史彧)

   【新華社キンシャサ10月9日】アフリカのコンゴ民主共和国(コンゴ民)ルアラバ州で6日、中国の鉱物資源開発会社の中鉄資源集団と、発電所建設などを手がける中国電力建設集団の海外事業を担う中国電建集団海外投資が共同で投資、建設したブサンガ水力発電所の落成式が開かれた。同国のチセケディ大統領が式典に出席し、テープカットを行った。発電所のダム貯水量は13億立方メートル、総発電設備容量は240メガワットに上る。

   チセケディ氏は同日、発電所を視察し、現代的な設備と先進的な技術、優れた運用・保守能力を高く評価した。導水堤防や発電機室、中央制御室などの施設を見て回り、中央制御室で発電ユニットの運転ボタンを押した。これにより、羽根車がゆっくりと回転を始め、発電機の出力表示灯が点灯し、発電所は正式に発電を開始した。

   オリビエ・ムウェンゼ・ムカレング水資源・電力相は式典で、電力は国にとって必要だと強調した。発電所は中国との協力の成果であり、コンゴ民の現代化のプロセスを後押しするとの見通しを示した。

   中国の趙斌(ちょう・ひん)駐コンゴ民大使はあいさつし、発電所は現地の鉱業企業が生産に用いる電力を供給すると同時に、周辺地域の住民の電力使用にも対応すると説明した。中国とコンゴ民はともに発展途上の大国で、経済の相互補完性が高く、幅広く堅固な協力基盤を備えていると指摘。中国の先進的な技術とハイレベルな設備、豊富な経験、十分な投資がコンゴ民の経済の全面的な発展に力強い原動力をもたらすと確信していると述べた。

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6日、コンゴ民主共和国ルアラバ州にあるブサンガ水力発電所。(キンシャサ=新華社記者/史彧)

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