海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

朝っぱらからJアラートで危機煽りをするくだらなさ

2023-05-31 07:06:40 | 米軍・自衛隊・基地問題

 北朝鮮が「ミサイル」を発射したと、沖縄では朝っぱらから役場のスピーカーが鳴り響いている。

 テレビでも「大本営発表」を垂れ流しているのだが、あまりのくだらなさにうんざりする。

 本当にミサイルで攻撃するつもりなら、事前に発射の通告をするはずがない。

 ミサイルなら爆発物を積み、攻撃目標が設定されているはずだが、どこにそんな事実があるというのか。

 人工衛星(軍事偵察衛星)の打ち上げを「事実上のミサイル」発射というなら、日本は同じことをしていないというのか。

 軍事偵察衛星の打ち上げと報道する一方で、ミサイルという言葉を平気で使うマスコミは、市民を戦争に駆り立てた戦前・戦中と同じ役割を果たしている。

 仮にロケット打ち上げに失敗し、破片が落下してくるとして、不規則軌道で落ちてくる破片をPAC3で迎撃できるのか。

 できもしないことをできるかのように宣伝し、報道して、自衛隊の強化、軍事費増大に結びつける、という狙いが見え透いている。

 

 今、「避難の解除」の放送が流れているのだが、どの方向に発射されたかも把握できていなかったのだ。ばかばかしい。

 


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