今回は9月の節気とこの時期の健康管理についてお話をします。

 

秋が始まる9月には、白露(はくろ)と秋分(しゅうぶん)があります。秋分は聞いたことがある、あるいは知っているという方が多いと思います。

しかし白露とは何?と思われる方は多いのではないでしょか。

 

白露は、二十四節気の一つであり、秋分の前の15番目の節気です。

2022年の白露は9月8日から9月22日までです。

 

 

梅雨明け以降、晴天が続いていましたが、秋雨前線や台風の影響によって大雨の被害も発生しやすく、不安定な気候が多くなります。

また、白露は白い露と言う意味です。夜に気温が露点以下に下がることで、草場や物に露がつくことが由来とされています。

昼間の気温は上がります。しかし、夜には気温が下がり、昼夜の気温差が5~8度ほど違います。

気温差が大きくなるため、身体の適切な体温を維持することが難しくなります。そのため私たちの体は普段よりエネルギーがさらに消耗されて、疲れやすくなり、免疫力も落ちやすくなります。

 

このように、白露は季節の変わり目の始まりです。健康管理がさらに重要な時期です。

では、どのように健康管理をした方がいいでしょうか。

 

1.一定な体温を保つ

昼夜の気温差が大きくなると一定な体温を維持することが難しいです。

夜は長袖の服を着て寒くならないようにするなど、衣服で体温調整ができるように工夫すると良いでしょう。

 

2.十分な睡眠と運動

健康のためには、最も基本的なことを守ることが大事です。今の時期から夜が長くなります。早く寝て1日7~8時間は睡眠をとるようにしましょう。

筋肉は体の熱を発生させるため、筋肉量が多いほど体温を維持するのに役に立ちます。

 

3.水分を摂る

秋は乾燥するので体に水分が必要です。

個人差はありますが、一般的な成人が一日に必要な水分は、1.5~2リットルです。常温のお水をこまめに飲むようにしましょう。

 

4.季節の食べ物 

今の時期には美味しいものが沢山ありますが、その中でもリンゴはビタミンAの含有量が多く、免疫力を増進させます。

リンゴの果糖とブドウ糖は消化吸収がよくエネルギーとして吸収されるため、疲労回復にも良い果物です。

また、柿は風邪予防に効果があるビタミンA・Cを含んでいます。漢方では肺を潤沢し、胃腸を丈夫にするのに効果的とされています。

 

暦の上では秋が始まりましたが、まだまだ、夏の暑さは残っています。

今の時期は、気温差、夏の疲れが残って体がだるい、疲労感が取れない、鈍い頭痛が続くなどの症状も出やすいです。

鍼灸の治療と規則正しい生活で残っている夏の疲れを取り除き、元気な秋を過ごしてください。

 

 

 

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