日本勢が権益46%、インドネシアLNGフル稼働へ CO2の貯留も

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青田秀樹
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 三菱商事などの日本勢が46%の権益を持つインドネシアのLNG(液化天然ガス)プロジェクトが拡張工事を終えた。近年では世界的にも数少ない大型開発で、フル操業した場合の生産能力は1・5倍の年1140万トンになる。うち約110万トンが日本向けで、国内のLNG需要の約1%に相当する。ガス田に二酸化炭素(CO2)を埋め戻す計画も進んでいる。

 ニューギニア島西部沖のガス田を使う「タングーLNG」で、従来の生産量は年760万トン、そのうち日本向けは約10万トンだった。今回増加する380万トンのうち、100万トンを関西電力に販売する計画だ。事業を主導する英エネルギー大手BPが19日、地元インドネシア向けに初荷を出したと発表した。

 タングーLNGは、三菱商事…

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