九州電力、石炭運ぶ大型LNG燃料船の運航開始 世界初
九州電力と日本郵船は13日、液化天然ガス(LNG)を燃料に使う石炭輸送船の運航を開始したと発表した。日本郵船が運航し、海外から九電の石炭火力発電所向けに石炭を輸送する。従来の船に比べて輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量は約30%の削減を見込む。LNGを燃料として石炭を専門に運ぶ大型船は世界初という。
船名は「松陽(しょうよう)」で、船の全長は235メートル。最大約9万トンの石炭輸送が可能で、オーストラリアや北米から九電の石炭火力の苓北発電所(熊本県苓北町)や松浦発電所(長崎県松浦市)に年に8回程度輸送する。